“相手の立場を知る”ことは、サッカーも人生も強くする。
こんにちは。
最近、”じゃあ、あんたが作ってみろよ(TBS)”というドラマを観ていて
奥様から「カツオ(主人公)と似てるところあるよね」と言われ、
嬉しいような嬉しくないようなモヤモヤとした気持ちを抱えているゴンコーチです(伝わる人には伝わるはず・・)
今日は、ベアーズ東京FCと兄弟クラブでもあるエリース東京ジュニアユースでとても大切にしている
「相手の立場、相手の気持ちを知ること」
についてお話ししたいと思います。
相手の立場を知る努力
これが“人としての成長”の一丁目一番地。
サッカーはチームスポーツであり、
味方のこと、相手のこと、周りの状況を知りながらプレーする競技です。
でも、それはサッカーのなかだけの話ではありません。
• 人と関わる
• 仲間の気持ちを想像する
• 相手の立場に立って考える
これらは、サッカーよりもずっと大事な、人生の基礎力です。
そして、その“理解する力”を伸ばすために、
私たちは子どもたちにぜひ経験してほしいことがあります。
それが、
「審判の立場に立ってみる」こと
突然ですが保護者のみなさん、
最近のサッカー界、特に育成年代で問題になっていることをご存じでしょうか?
そうです。
審判に対する暴言やリスペクトを欠く言動です。
これは、審判の立場を知らない、審判の気持ちを想像できない、
あるいは理解する努力が足りないところが要因のひとつではないかと思います。
逆にいうと、審判という立場を一度でも経験すると、物事の見え方が180度変わります。
笛を吹くこと、
判定の重さ、
見え方の難しさ、
一瞬で決断しなければいけない緊張感、
実際に経験することでそれらを痛いほど理解できます。
プロフェッショナルレフェリーの努力を“知る”
ぜひ見てほしい動画があります。
プロフェッショナルレフェリーが、どれほど真剣に、どれほどひたむきに、自分の仕事と向き合っているのかが伝わる内容です。
ベアーズ東京FC、エリース東京ジュニアユースの選手にもこうした動画を見てほしい理由は、
「審判は簡単に批判される存在ではない」
という事実を知ってほしいからです。
審判も、勝ち負けを決めにきているわけではありません。
どうすれば公平で、安全で、子どもたちが伸びる試合になるかを真剣に考えてくれています。
その努力を“知る”だけで、子どもたちの言葉や態度はガラッと変わります。
エリース東京ジュニアユースでは、実際に審判をします
兄弟クラブであるエリース東京ジュニアユース では、エリース主催のジュニア招待大会で実際に審判を経験してもらいます。
これが、極めて大事な経験です。
• 「あれ…これはファウルかな…微妙だな…どんなジャッジをすればいいのかな…」
• 「こんなに難しいんだ!」
• 「走りながら判断するって大変じゃん!」
• 「あ…さっき自分が言った文句、絶対言っちゃダメだったやつだ…」
みんな、リアルに気づきます。
フィールドプレーヤーしかやってなかった子が、ゴールキーパーをやって初めて
「キーパーってこんなに難しくて大変なポジションなんだ…」
と気づくのと同じように。
審判をやると、一気に視野が広がり、人としての器が広がるキッカケになると考えています。
“相手を理解する力”は、サッカーそのものを強くする
相手の気持ちを知る。
相手の立場を理解する努力をする。
これができる選手は、
ピッチの中で思いやりのある声が出せるようになります。
• 味方への声かけが優しくなる
• 審判への態度が謙虚になる
• 相手チームをリスペクトできる
• 自分のミスにも責任を持てる
こういう選手は、サッカーがうまくなるスピードも速い。
人としての成長が、サッカーの成長に直結すると我々は考えています。
これから冬の高校サッカー選手権大会がはじまりますね!
来年は2026ワールドカップも!
ぜひ審判の動き、ジャッジにもリスペクトの気持ちを込めて注目してみてください!
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